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帝都東京・隠された地下網の秘密 (新潮文庫)
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| ジャンル: | 旅行,観光,トラベル,旅行ガイド,海外旅行,観光情報
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| 人気ランキング: | 79274 位
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とんでもない本 怒りをおぼえる
私は、予備知識なしにタイトルに惹かれてこの本を読み始めたが、最初の数十ページで首をかしげ、その後の100ページでそれが怒りに変わり、しまいには あきれはてて読むのをやめた。
「隠された地下網の秘密」と言うが、それを立証できたものは何もない。何百ページにもわたって単なる推測の羅列でしかない。
そもそも、著者は本件が大問題であるかのように騒ぐが、もし仮に著者の言うように「戦前から東京の地下には大地下トンネル網があり、現在の東京の地下鉄はそれを利用して建設されている」としても、それが何故問題なのか私にはわからない。ただそういうこともあるかもしれないなあと思う程度であり、むしろ既存施設は有効利用すべきと思うほどである。そして、その程度のことを、「政府関係者等がかたくなに隠しとうそうとしている」とはとても信じられない。
文章も拙劣であり、ノンフィクションとしての知識獲得はもちろん、娯楽としても全く水準に達しない、史上最悪の本である。こんな本を出す著者だけでなく、文庫化した新潮者の担当者も深く反省して欲しい。
「君は知らないだけだよ」
映画の「交渉人 真下正義」でもでていたけど、隠された東京の地下鉄の秘密を語った本。
戦前、東京の地下には帝国政府が国民に秘密裏に行っていた地下鉄、地下道路などの地下網があ
り、戦後になっても政府やその関係者は秘密のままにしている、というのがメインテーマ。東京の地図は戦
前より改竄(改描)がなされており、今もそのまま継続されているとのこと。
最初からだめ出しで恐縮なのだが、文章の構成がわるい。それなりに背景についての知識が必要で、何
度も読み直さないと、この本に書かれていることはいまいちピンとこないのではないだろうか。あいまいで思わ
せぶりな文章が多い点も読みがたくさせてる点。まるで競馬のサイン理論みたいなことを書かなくてもいい
のに・・・。これに絡んでなんだろうけど国会議事堂や憲政記念館、国会図書館の話をポンと出してくるの
も、流れを考えていないと言うか唐突すぎ。
ミステリーとしても失格、ノンフィクションとしても失格、けど扱ってるネタはイイというもの。
思うに、ハローバイバイの関暁夫に書かせたらもっと面白かったのでは?
著者の意図は
みなさんなかなか辛口なのが多いようですが、ひとことで言えば著者が何を言いたいのかが、はっきりしない。もしかすると、はっきり言えない何かを著者がつかんでいて、諸事情からあえて口をつぐんでいるのか、とさえ思ってしまう。
人に薦められて手に取ったのだが、正直ややがっかりしたのは否定できない。
仮説のスクラップブック
タイトルに魅かれて衝動買いしました。作品の着眼点は面白いと思う。
しかし文章が十分に練られておらず、とても読みづらい。とくに、どこまでが客観的な事実に関する記述で、どこまでが筆者の主観や意見についての記述なのか、判別が付かないときがある。ノンフィクションという部類に入る作品ならば、そのあたりの区別は明確にしておくべきだと思う。
また、他のレビューにも書かれているように、結局作者が何を明らかにしたのかが見えて来なかった。むしろ、核心の周りをぐるぐると回らされているような気がしてくる。それは単に作者のリサーチ不足によるものなのか、作者があえて意図したものなのか…。もし後者だとすれば、「『帝都東京・隠された地下網の秘密』の秘密」としてそれなりに楽しめるのかもしれない。
思考実験としては面白い
東京の地下鉄網は、戦前からの非公開建設と軍関係の秘密トンネルを活用して、これを再利用する形で戦後一斉に敷設された。一部既存トンネルは首都高速道路トンネルにも活用されている・・・・ という仮説を、断片的ではあるが公的資料に垣間見える情報をつづり合わせて推論した。一言で言うと、コンな思考実験の報告本である。
元情報が断片的で、それを横断的に総括する根拠情報が提示されないので、個別の資料が非常に興味深いのに対して説得力に乏しい。また、文章に一貫した構成・ストーリーがなく、情報の羅列がエンエンと続くのも読みにくさを強く感じてしまう。
旧い文書を丹念に拾い歩いて材料をつなぎ合わせ、全体観を推定構成するという手法は思考実験としては面白いが、ポイントになる事実の提示がないのが致命的。例えば、都営大江戸線のトンネルは戦前の小型トンネルの戦後処理、と主張するが、大江戸線なら現場作業員等の証言として『地中を掘ったトンネルではなく、予め存在したトンネルに改修・軌条敷設をした』という取材が一件もできなかったものか?そんな実体としての迫力ある提示がないので、『面白い思考実験』に留まってしまうのが限界を露呈している。
新潮社
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